ロングスパンブリッジ

ロングスパンのデンタルブリッジとは、歯が連続して何本も欠損している部分を、両側(または片側)の残存歯を支えにしてつなぐ「長い橋」のような被せ物のことです。通常のブリッジより欠損本数が多い場合を指します。

比較的安定するブリッジは写真のような一歯欠損のブリッジですが、ロングスパンの場合は長期予後が悪いのが通例です。

基本構造

• 支台歯:両端の歯(削って土台にする)

• ダミー部(ポンティック):無くなった歯の代わりの歯

• 連結構造:複数の歯が一体化した被せ物

例)

「奥歯が3本連続で欠損 → 両隣の歯2本を削って、5本分をつないだブリッジ」=ロングスパン

メリット

• ✅ 見た目が自然

• ✅ 固定式で違和感が少ない

• ✅ 保険適用できるケースがある

• ✅ 手術不要(インプラントに比べて)

デメリット・注意点(特に重要)

ロングスパンになるほど問題が出やすくなります。

① 支えの歯に大きな負担

→ 土台の歯が折れる・揺れる・悪くなりやすい

② たわみやすい

→ 金属でも長いためしなる → セメントが外れる・割れやすい

③ 清掃が難しい

→ 食べ物が詰まりやすく、虫歯・歯周病になりやすい

④ 長持ちしにくい

→ 一般に短いブリッジより寿命が短い傾向

⑤ 保険では素材に制限あり

→ 金属が目立つ・割れやすいケースも

適応になりやすいケース

• 支台歯が非常に丈夫

• 噛み合わせの力が強くない

• 欠損が比較的まっすぐ

• 歯周病がコントロールされている

適応が難しいケース

• 支台歯が弱い

• 歯周病が進行している

• 欠損が4本以上

• 強く噛みしめる癖

代替治療

治療法

特徴

インプラント

独立して支える、耐久性高

部分入れ歯

歯は削らないが違和感あり

短いブリッジ

負担が少なく長持ち

結論(大事なポイント)

ロングスパンブリッジは**「できる」ことより「長くもつか」が重要**。

歯科的には可能でも、

5年・10年もつかどうかが成功の判断基準になります。

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