抜歯した当日にインプラント?「抜歯即時埋入」のメリットと適応条件

本日のオペ、c3処置歯、歯根破折、2次カリエス歯、にて保存不可能歯のケースです。

「手術の回数や治療にかかる期間をできるだけ短くしたい」  

そうお考えの方におすすめな治療選択肢が「抜歯即時埋入(ばっしそくじまいんにゅう)インプラント」です。

従来のインプラント治療では、抜歯をしてから骨や歯ぐきが回復するのを数か月待ち、その後にインプラント体を埋め込むのが一般的でした。しかし、条件が整っていれば、抜歯と同時にインプラントを埋入することが可能です。  

今回は、抜歯即時埋入のメリット・デメリットや、受けられる条件についてわかりやすく解説します。  

抜歯即時埋入の4つの大きなメリット

1. 治療期間を大幅に短縮できる

抜歯後の骨の回復を待つ期間(約3〜6か月)をスキップできるため、治療開始から最終的な人工歯が入るまでの全体期間を大幅に短くできます。

2. 手術回数が1回で済み、身体的負担が少ない

抜歯とインプラント埋入を同日に行うため、外科手術や麻酔の回数が1回で済みます。また、抜歯した穴(抜歯窩)を利用してインプラントを埋入するため、歯ぐきを大きく切開する必要がなく、術後の腫れや痛みを抑えやすいのも特徴です。  

3. 骨や歯ぐきの痩せ(吸収)を防ぎやすい

歯を抜くと、時間とともに周囲のあごの骨や歯ぐきが痩せていってしまいます。抜歯直後にインプラントを入れることで骨への刺激が保たれ、自然な骨形態や歯ぐきのラインを維持しやすくなります。

4. 見た目の不安(歯がない期間)を減らせる

条件が揃っていれば、手術当日に仮歯まで装着することが可能です。特に前歯など、見た目が気になる部位の治療において非常に大きなメリットとなります。  

知っておきたいデメリット・注意点

メリットの多い治療法ですが、注意すべき点もあります。  

 適用できるケースが限られる: 誰でも受けられるわけではなく、骨の状態や感染の有無など厳しい条件をクリアする必要があります。  

 感染リスクへの注意: 抜歯部位に細菌感染がある場合、インプラント体に感染が広がり骨と結合しにくくなるリスクがあります。  

 高度な技術が必要: 抜歯窩の位置や骨質を見極め、初期固定(しっかりとした固定)を得るための精密なアプローチと高度な執刀技術が求められます。  

抜歯即時埋入が受けられる「適応条件」とは?

安全かつ確実にインプラントを骨と結合させるため、当院では以下の基準を厳密にチェックしています。

1. インプラントを支えるのに十分なあごの骨(量・幅・高さ)があること

2. 抜歯する部位やその周辺に強い炎症・感染(根尖病巣など)がないこと

3. 重度の歯周病にかかっていないこと  

4. タバコ(喫煙習慣)や重度の全身疾患など、傷の治りを遅らせるリスクが低いこと

まとめ:まずは精密診断で可能かどうかを確認しましょう

抜歯即時埋入は、「早く・キレイに・負担を少なく」インプラント治療を進めたい方にとって非常に魅力的な治療法です。

ただし、無計画に行うとインプラントの脱落や失敗につながるため、事前の精密診断をが必要です。

「自分の歯は抜歯即時埋入ができるだろうか?」「できるだけ短期間で治療を終わらせたい」とお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

国立市の歯医者 瀬良歯科クリニック

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